Amazonが提携する各地域の配送業者であるデリバリープロバイダ。
最近ではデリバリープロバイダとは言わず、不在票等にも「Amazon」と記載されるようになりました。
Amazonヘルプ – 配送業者の連絡先にも、そのような記載があります。
また、問い合わせもAmazonカスタマーセンターに集約し、できる限りデリバリープロバイダのイメージを改善しようとしています。
いったいデリバリープロバイダはどこの会社が担っているのでしょうか。各業者の詳細を説明していきます。
なお、デリバリープロバイダの荷物追跡、再配達等については以下の記事にまとめていますので、参照ください。
関連記事>>Amazonデリバリープロバイダとは?業者一覧、追跡と再配達を徹底解説
それでは各業者を紹介していきます!
デリバリープロバイダの各業者詳細
TMG
本社は大阪府茨木市で、主に西日本を中心に物流センターがあります。
創業は1982年ですから、運送業者としては比較的長く営業してきています。
デリバリープロバイダの荷物追跡や再配達の依頼はこの「TMG」のページにほぼ集約されているので、デリプロの中でも中心的な運送会社となっています。
>>TMG公式サイト
SBS即配サポート
本社は東京都江東区。物流事業は1993年開始。南関東圏を主戦場としています。
東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県を対象に、軽トラックによる約600台の車両による混載ネットワークを構築しており、年間1600万個の配送実績があります。
親会社は東証1部上場企業のSBSホールディングス。物流以外に不動産や人材派遣、産廃業等をグループ会社を通じて展開しています。
なお「SBS」は「Sougo Butsuryu System」の頭文字の略です。
札幌通運
本社は北海道札幌市。ロジネットジャパングループの事業会社として、北海道を中心に関東、関西、中部、東北において輸送サービスを提供。
設立は1950年とのことで、運送業者としては老舗中の老舗。鉄道、航空、フェリー等の運送も手がけています。
2005年に東京の中央通運と経営統合し、ロジネットジャパンを設立しそのグループのひとつとしてサービスを提供しています。
営業範囲は北海道がメインですが、それ以外の地域でもお目にかかる機会がありそうです。
丸和運輸機関
設立は1970年。本社は埼玉県吉川市にあります。
意外にも東証一部上場企業で、着実に成長を遂げてきている企業です。
事業所も全国に展開しており、デリバリープロバイダとして担当となる可能性の高い運送会社といえます。
若葉ネットワーク
1989年設立。本社は神奈川県横浜市。熊本県にも営業所があります。
ドライバーは業務委託中心で、質の面では当たり外れが大きそうです。
ギオンデリバリーサービス
2013年設立ということで新しい会社ですが、親会社「ギオン」は1965年創業。以前から運送業を営んでいます。
神奈川県相模原市に本社があり、Amazon専用のデリバリーステーションを川崎に新設するなど、本格的にAmazonとの結びつきを強めてきています。
ヒップスタイル
こちらも2013年に設立された会社で、これまた神奈川県横浜市に本社があります。
経験や実績はまだまだなので、デリバリープロバイダの担当となると不安が増しそうです。
遠州トラック
設立は1965年で、本社は静岡県袋井市。
静岡県内から関東圏にかけてが主な営業範囲になります。
デリバリープロバイダとしては後発です。地域は限定されているものの実績はあるので信頼できそうですが、Amazonのシステムに慣れるまでは不手際も多そうですね。
ロジネットジャパン西日本
設立は1968年。本社は大阪市にあり、大阪府から兵庫県、愛知県にかけて担当。
こちらもデリバリープロバイダとしては後発会社ですが、札幌通運とグループ会社を形成しており、ノウハウが行き届けば安心できそうです。
以上、全9社を見てきましたが、案外にも創業年の古い会社が多く、Amazonも手当たり次第に運送会社を選んでいるというわけではなさそうです。
今後、経験を積んでいくことで改善していくことを期待します。
デリバリープロバイダの問い合わせ先
問い合わせはAmazonカスタマーセンターに集約されていますので、以下のチャットか電話番号にお問い合わせください。
なぜデリバリープロバイダに委託しているのか
デリバリープロバイダ以外にも、引き続きヤマト運輸、佐川急便等はAmazonの商品を配送しています。
ではなぜ、Amazonはデリバリープロバイダに委託しているのでしょうか。利用者としてはとても気になるところですよね。
ヤマト運輸の値上げ
2017年にヤマト運輸は、Amazonに対して配送料金の値上げを要求しました。これまでは安価で請け負っていたのですが、この値上げに対してAmazonは対策を講じざるを得なくなりました。
そこでAmazonが目を付けたのは、地域に根付いた運送業者です。
それらの運送業者に対して立場の強いAmazonは、安価で配送を委託することができます。特に無料配達のある通常配送は、デリバリープロバイダはうってつけというわけです。
配送業者の不足
また、運送業界全体で配送業者が不足していることも理由のひとつです。
したがって効率性を重視する必要があり、地域性が特性の配送業者に委託することでそうした面もクリアできると踏んだのでしょう。
立場の弱いデリバリープロバイダ
ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便等の大手配送業者に比べると、明らかに立場的に弱いのがデリバリープロバイダです。
価格交渉を主軸に、Amazon側の意向が通りやすいのは明らかにデリバリープロバイダに対してであって、そうした事情が背景にあることも大きな理由でしょう。
まとめ
以上がデリバリープロバイダを構成する業者一覧になります。
問い合わせはチャットか電話で。荷物追跡や再配達については以下の記事を確認ください。
関連記事>>Amazonデリバリープロバイダとは?業者一覧、追跡と再配達を徹底解説
それでは、よいAmazonライフを!
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