個性派のリードオフマンとして名を馳せた西岡剛選手。2018年オフに阪神タイガースを自由契約となり、現在は去就が決まっていません。
ロッテでの華々しい活躍、そしてメジャーリーグへの挑戦、さらには阪神タイガースで輝きを取り戻した西岡剛選手。
そこで今一度、彼の経歴、成績、そして年俸の推移を追ってみます!
「リードオフマン」西岡剛の経歴
- 生年月日:1984年7年27日生まれ
- 出身地:大阪府大東市
- 身長:182cm
- 体重:81kg
- 血液型:A型
- 経歴:大阪桐蔭高校
- ドラフト:2002年ドラフト1位で千葉ロッテマリーンズに入団
- プロ野球年数:15年(ロッテ2003~10、ツインズ2011~12、阪神2013~18)
- タイトルと表彰:
・首位打者1回(2010)
・最多安打1回(2010)
・盗塁王2回(2005、2006)
・ベストナイン4回
・ゴールデングラブ賞3回
・月間MVP3回
かの大阪桐蔭高校では3年時に、主将で4番打者をつとめて夏の甲子園(2002年)に出場しました。残念ながら東邦高校に敗れて一回戦敗退でしたが、千葉ロッテマリーンズのドラフト1位指名を受けて入団しました。
2004年に高橋慶彦コーチの指導により、左打ちからスイッチヒッターに転向しました。
その後は首位打者や盗塁王のタイトルを獲得する等して、一流選手としての実績を重ねていきました。
西岡剛選手の成績と年俸推移
年度 | 球団 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 推定年俸 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2003 | ロッテ | 36 | .333 | 0 | 1 | 0 | 700万 |
2004 | ロッテ | 57 | .255 | 6 | 35 | 8 | 700万 |
2005 | ロッテ | 127 | .268 | 4 | 48 | 41 | 1700万 |
2006 | ロッテ | 128 | .282 | 4 | 27 | 33 | 5100万 |
2007 | ロッテ | 119 | .300 | 3 | 40 | 27 | 7000万 |
2008 | ロッテ | 129 | .300 | 13 | 49 | 18 | 1億4000万 |
2009 | ロッテ | 130 | .260 | 14 | 41 | 26 | 1億6000万 |
2010 | ロッテ | 123 | .346 | 11 | 59 | 22 | 1億7000万 |
2011 | ツインズ | 68 | .266 | 0 | 19 | 2 | 3億 |
2012 | ツインズ | 3 | .000 | 0 | 1 | 0 | 3億 |
2013 | 阪神 | 130 | .290 | 4 | 44 | 11 | 2億 |
2014 | 阪神 | 131 | .237 | 0 | 4 | 0 | 2億 |
2015 | 阪神 | 112 | .262 | 2 | 14 | 1 | 1億8000万 |
2016 | 阪神 | 116 | .295 | 0 | 15 | 6 | 1億800万 |
2017 | 阪神 | 119 | .228 | 0 | 5 | 3 | 9000万 |
2018 | 阪神 | – | – | – | – | – | 7500万 |
MLB通算 | 71 | .215 | 0 | 20 | 2 | 6億 | |
NPB通算 | 1100 | .289 | 61 | 382 | 196 | 14億7500万 | |
通算 | 1171 | .284 | 61 | 402 | 198 | 20億7500万 |
※太字はリーグ最高
年俸総額は20億7500万円!
俊足巧打、そして華のある守備が評価され、堂々の20億円超えの推定年俸です。
通算成績では打率が.280を超えており、なかなかの好成績。しかしここ2年は思うような結果を残せませんでした。
西岡剛選手のエピソード
グラティー
西岡選手といえば、「グラティー」のパフォーマンス。
ホームランやサヨナラ安打を放ったチームメートを出迎える際のチームパフォーマンスとして発案。左右の親指、人差し指、中指を立てたまま空中へ一斉に腕を振り上げるポーズであり、当時チームメートの関本賢太郎と共に提案しました。
2013年に採用されたものの、相手を挑発する、敬意がないというOBの声もあり、2014年以降は自粛。
日本シリーズで守備妨害ゲームセット
2014年の日本シリーズでの守備妨害でゲームセットも印象的。
第5戦(ヤフオクドーム)の9回表1死満塁での打席で一塁ゴロを放った際、ラインの内側を走ったため守備妨害との判定が下されました。しかもこのプレーによって試合終了となり、チームのシリーズ敗退が決まってしまいました。
西岡剛選手の去就
2018年11月13日に、西岡選手はトライアウトを受けました。その後、古巣のロッテは獲得を否定。
今のところ獲得を表明した球団はありません。このままどの球団も名乗りをあげなければ、最悪引退、またはかつての村田修一選手のように独立リーグに移る可能性もあるでしょう。
そして2019年3月12日に、BCリーグの栃木ゴールデンブレーブスへの入団が発表されました。
新たな地として独立リーグを選択した西岡選手。彼に似合った華麗なる復活を願います!