ジャパニーズウイスキー

山崎・白州・響のニセモノ/偽物に注意! 本物のウイスキーとの見分け方を解説します

サントリーの山崎、白州、響……特に年数物は入手が大変困難で、高額で取引されている場合も多いですね。

希望小売価格で購入したいのは当然かと思いますが、それは至難の業。時間や手間を惜しんで、フリマアプリで購入する方もいるでしょう。

フリマアプリで相場よりもかなり安い価格で出品されているのを見つけ、「安い!」と急いで買ったのは良いですが、もしそれがニセモノだったら……目も当てられませんね。

未開栓の写真も掲載されているし、ニセモノに見えないんだけど……という意見ももっともですが、空き瓶に別の安物ウイスキーを入れて未開栓状態に偽造することは可能なんです。

それではどのような状態がニセモノと言えるのか。実例を交えて見分け方を説明していきましょう!



プレミア価格の相場

まず、プレミア価格の相場を知ることが重要です。相場を大幅に下回る出品があった場合、おおいにニセモノが疑われます。

山崎

  • 山崎25年:160万円前後
  • 山崎18年:15~17万円前後
  • 山崎12年:2~2万5千円前後
  • 山崎NV:1~1万3千円前後
  • 山崎リミテッドエディション2021:6~7万円前後

白州

  • 白州25年:70~80万円前後
  • 白州18年:10万円前後
  • 白州12年:2~3万円前後
  • 白州NV:8~9千円前後

  • 響30年:90~100万円前後
  • 響21年:10万円前後
  • 響17年:7~8万円前後
  • 響12年:5~6万円前後
  • 響ブレンダーズチョイス:1万5~7千円前後
  • 響ジャパニーズハーモニー:1~1万3千円前後
  • 響ブロッサムハーモニー2021:4~5万円前後

 

特に上位年数物はとても高いですよね。

少しでも安く買いたいという心理は当然ですが、そこにつけ込む出品者がいることも覚えておいてくださいね。

なお、マッカラン18年等の有名スコッチも相場よりかなり安く売っている場合が散見されます。山崎等だけでなく、他のウイスキーをフリマアプリで購入する時も気をつけてください。

ニセモノの見分け方~価格、出品者編

それでは見分け方を説明していきます。実例は少し下に写真つきで説明します。

価格

なんといっても価格です。

例えば山崎18年は現在15~17万円前後が相場ですが、8万円程度で販売している出品者がいます。非常に危険ですので、安いからと飛びつかず、こういう出品はスルーしたほうが賢明です。

メルカリ – 山崎18年(60,000円~90,000円)

上記価格帯で現在も多数出品されていて、売り切れの商品もありますが、私なら絶対に購入しません。

中には8万円の山崎18年と同時に山崎18年の空き瓶も出品している出品者もいて、真っ黒すぎて信じがたいほどです。

なぜなら空き瓶やフィルム付きのキャップを購入し、安ウイスキーを中に入れてフィルムを装着して新品に偽造する行為が横行しているからです。
※違法行為に加担する可能性もあるので、空き瓶などは売らないようにしましょう

2021年にはTikTokで山崎18年を新品に偽造する動画が出回り、一時期話題になりました。専用の工作機械で、空き瓶にキャップとフィルムを装着するという動画で、なかなかショッキングな映像でした。

また、箱入りのほうが価値が高いため、空き箱のみを販売している出品者もいます。

上記の出品者は複数の空き瓶を購入し、偽造したうえで余った空き瓶も売っていると推測します。とても悪質ですね。

一点の出品のみで判断せず、全体の相場を必ず確認してください。できるだけ多くのフリマアプリで比較してみても良いでしょう。

買取店の買取価格と比較してみる

たとえば買取店の山崎18年の買取価格は約12~13万円前後です。

より高く買い取ってくれるお店があるのに、安い価格でフリマに出品する理由は何でしょうか? それはやはり「素人にニセモノを買わせるため」というのも充分に考えられますよね。

全体写真のみ

キャップや裏面などを写さず、全体写真が1枚のみの場合は怪しいです。

ニセモノの可能性があるので、やめておきましょう。

また実物写真があっても、同一出品者の他の出品を見ると背景がバラバラの場合があります。他のサイトやアプリ等から拾ってきた画像を勝手に流用している可能性が高いので、他の出品も見て確認しておくと良いでしょう。

購入場所が書いてない

購入した場所が書いてない場合も気をつけましょう。

酒店、百貨店などの店舗であれば信頼できますが、できれば店名も欲しいところです。

いただきもの……という記載も散見されますが、このような高額なレア物を気軽に贈ることができるものでしょうか。そしていただいた高額商品をフリマに流すのもどうなんでしょう? 本当にそうなのかもしれませんが、この場合も疑ってかかったほうが良いでしょう。

出品者の評価、過去の出品数(評価数)

悪い評価が多い出品者はもちろん、過去の出品数(評価数)が0という出品者も非常に怪しいです。

また、本人評価前かつ評価数がない(極端に少ない)、デフォルトアイコンのままの出品者も地雷が多いので気をつけましょう。

同様に過去出品があまりに安く設定しているものばかり(たとえ売れていても)、というのも限りなく黒いです。

ある程度の評価数があり、良い評価ばかりの出品者もいますが、購入者がニセモノと気づかずに評価している場合もありますので、総合的に判断してください。

出品に対するコメント

ニセモノを危惧している方がコメントで指摘している場合があります。

そうしたコメントを参考にするのも有効でしょう。

実例1

こちらはメルカリの山崎18年の出品です。

価格7万円、全体写真のみ、購入した場所が非記載、本人評価前、評価数1……という出品者(出品者名、アイコン等は伏せています)で、条件がそろっていますので、ニセモノの可能性が非常に高いでしょう。後で説明しますが、ウイスキーの色が薄めというのも条件に合致します。

しかもすぐに売り切れています。よくこれで買う気になるなと思いますが、安かろう悪かろうの典型ですね。プレミア価格で7万円というのはあり得ません。

実例2

もうひとついきましょう。

価格8万円弱、全体写真のみ、購入した場所が非記載、本人評価前、評価数0、デフォルトアイコンのままの出品者です。こちらも後で説明しますが、ウイスキーの量がキャップスレスレで多めに入っていて怪しいです。

また、コメント欄でニセモノだという指摘もあり、購入寸前の方がキャンセルしていました。ニセモノをつかまずに良かったと思いますが、一度買おうと考えてしまったということは、似たようなニセモノを買ってしまう可能性はありますね。充分に気をつけてほしいところです。

実例3

さらにもうひとつ。

こちらはヤフオクで出品されていた山崎55年です。そもそもヤフオクで山崎55年を出品すること自体がクレイジーですが、明らかに怪しい要素満載です。

実物写真なし、転載画像1枚のみ、新規アカウント、やりとりは全てGmailを案内(直接取引への誘導はヤフオク規約違反かつ詐欺の常套手段)、他の出品も山崎年数物やロレックスばかりで実物写真なし&あっても背景バラバラ……てんこ盛りですね。

そしてさらにクレイジーなのが入札数が結構あることです。本物だと思って入札しているのか、冗談で入札しているか、はたまた出品者が別アカウントで入札して自演(入札実績のある出品だから怪しくないとアピールしたり、値段を吊り上げたりする手段)しているのかは不明ですが、本気の入札だとしたらかなり怖ろしい事態を招いてしまいそうです。

そもそも山崎55年は香港のオークションで8,500万円で落札された実績があります。それをヤフオクのようなサービスで出品することがおかしいですし、本気で入札しているのだとしたらそれもおかしいですよね。

こうした超稀少ウイスキーの出品に対しては、まず疑ってかかって欲しいところです。

※こちらのアカウントはその後ヤフオク運営によって削除されたようです


 

出品からわかる情報は以上です。やはり価格が一番わかりやすいですが、総合的に判断してくださいね。

逆を言えば、上記の特徴を持つ出品者とは正反対の出品者であれば、ある程度信用できると言えるでしょう。

 



ニセモノの見分け方~瓶の外観編

次に外観の違いを説明していきます。

キャップ

  • フィルムの光沢:ニセモノは光が反射しやすいので、表面が光っているようならニセモノを疑いましょう
  • 刻印の濃さ:ニセモノは深めだったり浅めだったりします
  • 刻印の場所:本物は正面ですが、ニセモノは裏面に刻印がある場合も
  • 切れ込み、角度や縫い目の位置:ニセモノは微妙にズレていたり不自然だったりします

色合い

ニセモノは色が薄い場合が多いです。明らかに薄いなという場合は避けましょう。

また、沈殿物があったり、濁りがある場合も避けましょう。

マイレージシール

本物はマイレージシールが貼ってあります。

ない場合はニセモノの可能性が高いですが、マイレージシールが貼ってあるニセモノもありますので、価格やキャップ形状等と合わせて総合的に判断しましょう。

ウイスキーの量

キャップスレスレまでウイスキーが入っていたり、あまりにも量が少なかったりするのは不自然です。

ニセモノを疑いましょう。


 

外観は非常に精巧に作られているものが多く、なかなか見極めが難しいです。少しでも不自然に感じたらやめておきましょう。

ちょっと怪しいなと思ったら、購入したお店の領収書や購入明細の呈示を求めるのも手ですね。本物なら出せるはずですので、拒否されるようでしたら購入は見送りましょう。

本物を買うには?

プレミア価格でも構わないという方は、酒店などのお店で買うほうが確実です。

たとえばAmazon等でも酒店が販売している品もありますので、そういった店舗から買いましょう。参考までにリンクをはっておきます。

確かにプレミア価格は高いですが、それに見合う味や満足感は保証できますので、購入までの手間暇や時間を考慮すると、プレミア価格での購入も選択肢に入れても良いと思います。

また、お酒の買取店が販売をしているケースもありますが、買取店でもニセモノを販売してしまうケースがあるようなのでご注意ください。ニセモノを買取店に売り、それを買取店が販売するケースですね。買取店の真贋鑑定も完璧ではありませんので、やはりサントリーから卸してもらっている酒店が一番確実です。

ただ、サントリーから直接仕入れられないお店もあります。できれば大手の酒店で購入したほうが安全でしょう。

なお、希望小売価格で購入できるサイトや抽選情報は以下の記事にまとめていますので、参照してみてくださいね(適正価格での購入はかなり大変ではありますが)。

まとめ

  • ニセモノは価格、出品者情報等から見極める
  • ニセモノは外観等から見極める
  • 不安なら酒店等から購入する

なかなか手に入らない山崎、白州、響も、プレミア価格であれば手に入ります。適正価格での購入は非常に困難ですので、私もプレミア価格での購入は否定しません。

それでも少しでも安く買いたいという心理を突いてニセモノを出品している出品者は数多くいます。

相場を見極めつつ、高いと思っても本物の味を楽しんでくださいね。

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