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小説新人賞の応募原稿の綴じ方って? 写真で簡単レクチャー

小説の新人賞の募集要項に「原稿を綴じ」と書いてあるけれど、初めて応募する時ってよくわからなかったりします。

そこで何度も応募し続けている僕が、応募原稿の綴じ方を説明します!(ちゃんと予選は通過しています)

よくあるのが「右肩を紐で綴じ」という指定。

手順としては、

  1. 印刷した原稿の右上を「穴開けパンチ」で開ける
  2. 綴じ紐を穴に通し、縛って綴じる

これだけなんですが、それぞれコツがあるので、画像で解説していきましょう。

応募原稿に穴を開ける

基本的には「右上」に穴を開けるよう指定があります。

まず、穴あけパンチを用意。

こんな感じのでOK。ちなみに僕は長年このパンチを使っています。2,000円程度とそこそこ値は張るものの、何年も問題なく使えるのでコスパは良いです。

短編と長編では枚数(原稿の厚み)が違うので、それぞれ説明しましょう。

短編の穴の開け方

400字詰め原稿用紙換算で50~100枚の場合、ワープロ原稿だとおおよそ15~30枚くらいになるはずです。

このくらいだと、ほぼ間違いなく一度で穴を開けられます。

下記の例は30枚。このくらいの厚みですね。


厚さがよくわかりませんが、30枚程度なら厚みを感じさせないということですね。

なお、透けて見えると思いますが、一枚目以外は本物の応募原稿を使用しています。


こうして位置を定めます。パンチ本体に目盛りがついているので、それを目安にするとやりやすいです。この写真でもあまり厚みはわかりませんね。

では、レバーを回しましょう。30枚だと少し力が必要ですが、20~25枚くらいだと楽にできるはずです。

きれいに開きました! 簡単ですね。

長編の穴の開け方

問題は長編の場合。

400字詰め原稿用紙換算で500~700枚の場合、ワープロ原稿だとおおよそ150~230枚くらいになります。

例は160枚の原稿の束。


無理。

なので、20~30枚くらいに分割して開けましょう。

分割時に気をつける点は、全て同じ位置に穴を開けること。そうでないと紐が通せません。


上記の穴開けパンチは5ミリおきに間隔が測れるよう、本体に目盛りがついています。

僕はこのように、右から2センチのところに原稿を置いて開けるようにしています。

分割で穴開けを繰り返し……。


こうしてすべての穴がつながります!



応募原稿の綴じ方

次に綴じ紐で綴じる方法。

紐はこんな感じのものでOKです。ネットで買ってもいいですが、100均で売っています。

長さは450mm(45センチ)がちょうど良い具合。


僕はこれを使っています。

では、説明していきましょう!

Step1


まず、紐を通します。

この後、紐の長い方を使って穴に三度通していくので、配分はこのくらいで。

Step2


このように先端のセルを上から持ってきて、表紙側の穴に通します。

Step3


通してぐぐっと引っ張ると、上記の形になります。

Step4


そのまま紐を横にもっていきましょう。

Step5


再び先端のセルを表紙側の穴につけて、通していきます。

Step6


同じく穴に通してぐぐっと横に引っ張ると、上記の形に。

Step7


最後の穴通しです。横向きになっていた紐を上向きにさせましょう。

Step8


三度目なので慣れてきているはず。先端のセルを表紙側の穴につけて通します。

Step9


縦の通し紐が二重になっているのがわかるはず。この形になればOKです。

Step10


最後に蝶々結びで縛って完成!


全体の出来映えも良し。

クリップの場合

綴じ紐ではなく、クリップを指定されるケースもあります。

その場合はとても簡単。穴は開けずにダブルクリップで留めるだけです。


ダブルクリップを用意。僕は長編が多いので特大サイズを使用しています。


これでOK!



応募原稿の封筒の入れ方


大事な応募原稿。通常の封筒でも大丈夫ですが、僕は「レターパックライト(370円)」を愛用しています。

追跡可能かつポストに投函可能なので、郵送方法としてはこれが一番いいとおすすめできます。

郵便局の他に、下記コンビニで取り扱っています(置いていない場合もあるので、事前に電話などで確認しておくと安心です)

  • ローソン
  • ファミリーマート
  • ミニストップ
  • デイリーヤマザキ
  • セイコーマート
  • セブンイレブン(一部店舗)


原稿は直に入れてOKです。

水に濡れるのを避けるためにビニールに入れる人もいますが、濡れることはまずないので、このままで大丈夫です。

連絡先などの添付用紙は、ここに追加する形で入れます。賞によって指定が違うので、募集要項の指示に従いましょう。「添付」とある場合は綴じても問題ないです。

また、レターパックの表紙に追跡番号の記載されているシールが貼ってあるので、はがして保管しておくのを忘れずに。

品名は「応募原稿在中」と記載。黒字でも赤字でもどちらでも問題ありません。

なお、レターパックライトは厚さ3センチまで。それを超える場合は厚さ無制限の「レターパックプラス(520円)」を使いましょう。

ただ、3センチとなるとかなりの枚数なので、ほとんどの賞はレターパックライトで対応できるでしょう。

レターパックについては、レターパックプラス、レターパックライトの追跡、料金、取扱コンビニ等を紹介の記事で紹介しているので、合わせて確認を。

ちなみに「このミステリーがすごい!大賞」は書留郵便・宅配便にて受付となっていますが、レターパックでもOKです(ライトでも良いですが、プラスの方が確実性が高いです)。僕はレターパックプラスで送って予選を通過したことがあります。

このとおり、公式Twitterにもレターパックライト、レターパックプラスの写真が投稿されています!

最後に

応募原稿の綴じ方は、慣れてしまえば簡単(あまり慣れたくはないですが)。

最初はとかくわからないことが多いもの。こちらの綴じ方の解説で、無事に原稿を送付できることを願います!

また、最近はネット応募を受け付けている賞も増えているので、もし希望の賞がネット募集していたら、そちらを活用するのも手。

下記にまとめていますので、ぜひご覧ください。

関連記事>> ウェブ応募(ネット応募)可能な小説新人賞一覧!郵送だけが応募じゃない

郵便の場合、ギリギリになるケースもあると思います。その際の夜間窓口である「ゆうゆう窓口」についてもまとめていますので、こちらもご参照ください。

関連記事>>【郵便局】ゆうゆう窓口とは?できること、対応内容や営業時間等【便利すぎ】

https://norifune.com/bungei/novel_newcomer_award/characters_name

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