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2018年、メジャーリーグで最大の衝撃を与えたのは大谷翔平選手の存在と言って良いでしょう。
日本球界で二刀流として名を馳せた彼が、アメリカでも大活躍することで、日本人選手の可能性、いや一メジャーリーガーとしての可能性を大いに証明してくれました。
そして、11月13日(日本時間)にアメリカンリーグの新人王に選ばれました!
これは日本人選手では野茂英雄投手、佐々木主浩投手、イチロー外野手以来、17年ぶり4人目の快挙です。
今一度、彼の足跡と成績、そして年俸推移を紹介します!
二刀流・大谷翔平選手の経歴
- 生年月日:1994年7月5日生
- 出身地:岩手県奥州市
- 身長:193cm
- 体重:97kg
- 血液型:B型
- 経歴:花巻東高等学校
- 投打:右投左打
- ドラフト:2012年ドラフト1位で北海道日本ハムファイターズが指名
- メジャー:2017年にポスティングを利用してエンゼルスに移籍
- タイトル、表彰:2018年ア・リーグ新人王
3年生の夏の岩手大会準決勝・一関学院高校戦でアマチュア野球史上初となる最速160km/hを記録しています。
3分17秒からの投球で160km/hをマーク。
甲子園通算成績は投球回14回で防御率3.77、16奪三振。野手としては2試合出場し、打率.333、1本塁打という成績でした。
日本での最終登板となった2017年10月4日のオリックス戦ではプロ野球史上66年ぶりとなる「4番・投手」で出場。打者として4打数1安打、投手としては10奪三振の完封勝利を記録しました。
大谷翔平選手の成績、年俸推移
打者成績
日本での打者成績、年俸
年度 | 試合 | 打率 | HR | 打点 | 推定年俸 |
2013 | 77 | .238 | 3 | 20 | 1500万 |
2014 | 87 | .274 | 10 | 31 | 3000万 |
2015 | 70 | .202 | 5 | 17 | 1億 |
2016 | 104 | .322 | 22 | 67 | 2億 |
2017 | 65 | .332 | 8 | 31 | 2億7000万 |
通算 | 403 | .286 | 48 | 166 | 6億1500万 |
北海道日本ハムファイターズ3年目には1億円に到達し、4年目には.322、22本という成績で2億円。最終的には2億7000万円に達しました。
日本での年俸通算は「6億1500万円」でした!
メジャーでの打者成績、年俸
年度 | 球団 | 試合 | 打率 | HR | 打点 | 推定年俸 |
2018 | エ | 114 | .285 | 22 | 61 | 6100万 |
2019 | エ | 7200万 | ||||
通算 | 114 | ..285 | 22 | 61 | 1億3300万 |
メジャーでの年俸は約6,100万円、2年目は7,200万円。詳しくは事項で述べます。
1年目でいきなり22本もの本塁打をマーク。日本人選手のシーズン20本以上は松井秀喜に次いで史上2人目となり、メジャー1年目で20号到達は大谷が初めての快挙でした。
大谷選手のメジャー1年目のホームラン集です。
投手成績
日本での投手成績
年度 | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 防御率 | 推定年俸 |
2013 | 13 | 3 | 0 | 4.23 | 1500万 |
2014 | 24 | 11 | 4 | 2.61 | 3000万 |
2015 | 22 | 15 | 5 | 2.24 | 1億 |
2016 | 21 | 10 | 4 | 1.86 | 2億 |
2017 | 5 | 3 | 2 | 3.20 | 2億7000万 |
通算 | 85 | 42 | 15 | 3.20 | 6億1500万 |
2016年のクライマックスシリーズで165km/hのNPB最速を記録しています。
5分25秒からの投球で165km/hをマーク。
メジャーでの投手成績
年度 | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 防御率 | 推定年俸 |
2018 | 10 | 4 | 2 | 3.31 | 6100万 |
2019 | 7200万 | ||||
通算 | 10 | 4 | 2 | 3.31 | 1億3300万 |
メジャー史上初の「10登板、20本塁打、10盗塁」を達成してシーズンを終了しました。
メジャーでの年俸について
メジャー移籍後の年俸は約6100万円と、日本の頃に比べて大幅にダウンしています。
メジャーリーグの労使協定のひとつに、海外の選手がメジャーに移籍する際、様々な制限を設けた「25歳ルール」があるためで、国内の選手を保護するという名目があります。
■25歳ルールとは?
- 25歳未満で、かつプロ6年未満
- アメリカ、カナダ、プエルトリコ以外の外国人選手
- 最初はマイナー契約
- 年俸上限が545,000ドル(約6,100万円)
2018年4月時点で、大谷選手は23歳。よってこのルールが適用されることになりました。
それでも高校生の時からメジャーリーグへの挑戦を口にしていた彼にとって、金額の多寡は問題ではなかったということでしょう。
エンゼルスは大谷選手を2023年までの6年間保有する権利があります。年齢の問題で、3年目が終了するまで年俸を上げることはできないものの、特例の救済措置を検討するという噂もあります。
少なくとも大谷選手は2021年には大型契約を締結できる見込みです。
過去最大の契約は現在ヤンキースのスタントンがマーリンズ時代の2014年に締結した13年総額3億2,500万ドル(約357億円)。年齢や二刀流での活躍を考えると、それに近い契約が勝ち取れるかが注目されます。
まとめ
日本だけでなくメジャーリーグでも二刀流を成功させた大谷選手。
2018年の新人王を獲得し、2019年シーズンはどんな活躍をしてくれるのでしょうか。
2018年10月に靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を行ったため、2019年シーズンでの投手起用は見送られる公算が高いですが、打者としての復帰が期待できます。
2020年には再び二刀流で活躍する姿を見せて欲しいですね。引き続き当ブログでは大谷選手の動向を追っていきます!
なお、大谷選手に関する書籍は多く世に出ています。特にオススメは下記の本。より深く大谷選手のことを知ることができます。ぜひチェックしてみましょう。
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