大地震、豪雨など、いつ、どこで起きるかがわからないのが日本列島。
非常時に必要なもののひとつとして、「情報」があります。
電気が切れてテレビが見られない、パソコンもつかない、スマホや携帯電話も繋がらない……情報源として「ラジオ」に頼るしかないという場面が来るかもしれません。
そんな緊急時のために、ポータブルラジオ、携帯ラジオが手元にあれば安心ですね。ところが必要な時に必要な物を買っていなかった! と後悔するのはよくある話。
この記事では「緊急時に本当に役立つポータブルラジオ、携帯ラジオ」を紹介します。そのため、前提として「充電式ではない」「重くない」ラジオを選びました。
またさまざまなサイトで数多くのラジオが紹介されていますが、実際どれにすれば良いのか迷うと思いますので、本記事ではあえて5商品に絞りました。
それではさっそく見ていきましょう!
おすすめ高感度ポータブルラジオ・携帯ラジオ
1.パナソニック「RF-P155」
まずは「パナソニック RF-P155」です。
- FM/AM/ワイドFM対応
- デジタルチューナー搭載のため選局・チューニングが簡単
- 「蛍光色ポインター&光るダイヤルパネル」で暗い場所でも平気
- 「ハンドストラップ」付で持ち運びが容易
- 幅×高さ×奥行:約11.5×6.8×2.8cm
- 本体重量:約162g (乾電池を含む)
- 電源:単三電池2本
- 電池持続時間
スピーカー使用時:約71時間(FM時 )、約78時間(AM時)
イヤホン使用時:約102時間(FM時 )、約109時間(AM時)
デザイン面は少し野暮ったいものの、急いでいる時には大きな文字はとても助かりますし、デジタルチューナーで選局も簡単、そして「光る」というのは安心感も与えてくれます。
こちらの機種搭載のデジタルチューナー「らくらくチューニング」のイメージは、以下のとおり。

受信幅が広くなるので、周波数を拾いやすいということですね。
また、避難しなければならない事態では持ち運びが前提になりますから、ハンドストラップも便利。また、重量も乾電池込みで162g。できるだけ荷物は軽くしたいので、この重さは嬉しいです。
デザイン面にこだわることがなければ、非常にわかりやすい表示と操作性で、まず最初にオススメできるラジオです!
■「ワイドFM」って?
ワイドFM(FM補完放送)とはAM(中波)放送局の放送地域内で、都市型・地形的難聴(電波が受信にしくい)対策や災害対策のために新たなFM放送用の周波数を用い、AM放送の番組を放送することです。
つまり災害時に威力を発揮する機能ということですね。
2.ソニー「ICF-P36」
続いてソニー製のこちらのラジオ「ICF-P36」。
- FM/AM/ワイドFM対応
- アナログチューナーでわかりやすい
- 同調ランプによる赤ランプでベストチューニングを確認可能
- 市販のステレオヘッドホンで両耳から聞こえるイヤホン端子
- 「ハンドストラップ」付
- 幅×高さ×奥行:約13.5×6.95×4.35cm
- 本体重量:約210g(乾電池を含む)
- 電源:単三電池2本
- 電池持続時間(アルカリ乾電池・スピーカー使用時)
約100時間(FM時)、約110時間(AM時) - 電池持続時間(アルカリ乾電池・イヤホン使用時)
約250時間(FM時)、約320時間(AM時)
こちらは見た目もすっきりしており、ちょっとクールでおしゃれな印象。ラジオらしい作りで、なかなか良い感じです。
アナログチューナーなので選局は多少シビアですが、昔のラジオを操作したことのある方なら問題ないレベルです。
多少重量があるかなという感じはしますが、この程度であれば問題ない重さでしょう。
質実剛健な、昔ながらのラジオが好きという方にはイチオシのラジオです!
3.ソニー「ICF-T46」
続いてもソニー。「ICF-T46」です。
- FM/AM/ワイドFM対応
- 「ロングダイヤルスケール」で見やすく選局しやすい
- 幅×高さ×奥行:5.6×1.3×9.16cm
- 本体重量:69g(乾電池を含む)
- 電源:単四電池2本
- 電池持続時間(アルカリ乾電池・スピーカー使用時)
約44時間(FM時)、約46時間(AM時) - 電池持続時間(アルカリ乾電池・イヤホン使用時)
約120時間(FM時)、約170時間(AM時)
こちらはとにかく小さくて軽いです。「名刺サイズ」と言われているとおり、実にコンパクトサイズ。
「ロングダイヤルスケール」とありますが、要はアナログチューナーです。
なにせ軽い! 乾電池込みで69gというのは本当に名刺を束ねたくらいに思えます。持続時間も充分で、これならば避難先でも実用に耐えうる性能ですね。
とにかく小さくて軽いラジオじゃなきゃ嫌! という方にはイチオシのラジオです。
4.東芝「TY-SPR5」
こちらは東芝「TY-SPR5」。
- FM/AM/ワイドFM対応
- バックライト付き大型液晶画面
- 漢字対応の日本語表記
- 記憶できる「地域設定」
- 「お好み選局」機能
- 幅×高さ×奥行:5.6×1.3×9.16cm
- 本体重量:64g(乾電池除く)
- 電源:単四電池2本
- 電池持続時間(アルカリ乾電池・スピーカー使用時)
約35時間(FM時)、約50時間(AM時) - 電池持続時間(アルカリ乾電池・イヤホン使用時)
約60時間(FM時)、約75時間(AM時)
デジタルチューナー型の、液晶画面付きのタイプです。
特徴は局名が漢字で表示されること。これなら瞬時に局名が把握でき、焦っている時にも落ち着いて確認することができますね。
本体重量は64g(ただし電池除きます)。軽量コンパクトで持ち運びも楽ですね。
ただ液晶画面のため、持続時間が短めです。わかりやすさを取るか、持続性を取るかということになります。常時接続しているということもないと思いますので、このくらいでも耐えうるかなというのが感想です。
大きな画面でわかりやすい表示を求めている方にはオススメです!
5.ソニー「ICF-B99」
最後にソニー「ICF-B99」。
- FM/AM/ワイドFM対応
- 手回し充電/太陽光充電対応
- スマホ等も充電可能
- LEDスポットライト(懐中電灯機能)付
- 幅×高さ×奥行:13.2×7.9×5.8cm
- 本体重量:385g(乾電池も含む)
- 電源:単三電池2本
- 電池持続時間(アルカリ乾電池・スピーカー使用時)
約80時間(FM時)、約100時間(AM時) - 電池持続時間(ライト点灯時)
約50時間
こちらは「ICF-B09
とにかく多機能で、充電も電池・手回し・太陽光が可能、さらにはスマートフォン等の携帯電話も充電できてしまいます。
かつ懐中電灯機能もあり、さまざまな役割を担います。緊急時にできるだけ少ない荷物で避難するには最適の機種です。
難点としてはやや重いこと。それでも385gでしたら小さいペットボトル並みですので、多機能さによる荷物減を考慮すると許容できる重さでしょう。
生産が追いついていない状態ですが、「ICF-B99
超多機能かつ高機能、とにかく欲張りなアナタにオススメのラジオです!
おすすめポータブルラジオまとめ
- わかりやすい表示と操作性のパナ「RF-P155」
- 昔ながらのラジオ好きにはソニー「ICF-P36」
- 軽さやコンパクト性を重視するならソニー「ICF-T46」created by Rinkerソニー(SONY)
- 液晶画面と漢字表記で視認性バツグンの東芝「TY-SPR5」
- 超多機能、高機能なソニー「ICF-B99」
以上の5つのポータブルラジオ・携帯ラジオ本体を紹介しました。どれも個性的でキラリと光る強みのあるラジオを選んでいます。
ただでさえ不安で心配な非常時に、本当に頼りになるのは「情報」。手元に置いたラジオで、あなたの不安が少しでも減ることを祈っています。