1980年代の邦楽シーンは歌謡曲全盛期。多感な時期にそんな10年間を過ごした身としては、取り上げずにはいられません!
今も新しくて素晴らしい音楽をたくさん聴いていますが、その積み重ねの始まりがこの頃の音楽です。
というわけで、1980年代の邦楽シーンを振り返ってみたいと思います。
前回の第9回は「【80’s】1980年代ヒット曲~第9回 1988年の邦楽ベスト10~」として紹介しました。
最終回の第10回は「1989年」です!
当時のレコードの売上からベスト10を選出しました。それではさっそく10位から見ていきましょう。プレイバック!
1989年のヒット曲ベスト10
第10位:「涙をみせないで」Wink
作詞・作曲:Matjaž Kosi、日本語詞:及川眠子。売上は約52.3万枚。
ユーゴスラビアの音楽ユニットであるムーラン・ルージュのカバー曲。
ドラマ『君の瞳をタイホする!』の主題歌にもなっています。
第9位:「黄砂に吹かれて」工藤静香
作詞: 中島みゆき 、作曲: 後藤次利。売上は約52.4万枚。
太陽誘電カセットテープ「That’s」コマーシャルイメージソングにもなりました。
That’sのカセットテープ、懐かしいですね。
第8位:「嵐の素顔」工藤静香
作詞: 三浦徳子 、作曲・編曲: 後藤次利。売上は約52.4万枚。
またまた工藤静香がランクイン。
第7位:「淋しい熱帯魚」Wink
作詞:及川眠子、作曲:尾関昌也。売上は約54.9万枚。
こちらもまたWinkがランク入りです。
1989年に放送されたパナソニック・ヘッドホンステレオS-TYPE(松下電器産業)のCMにWinkが出演して、ワンフレーズを歌ったものが原形になっています。
第6位:「恋一夜」工藤静香
作詞: 松井五郎 、作曲: 後藤次利 。売上は約60.7万枚。
またまたまた工藤静香がランクインです。
箱根彫刻の森美術館コマーシャルソングにもなっています。
第5位:「愛が止まらない」Wink
作詞・作曲:Mike Stock, Matt Aitken, Pete Waterman、日本語詞:及川眠子。売上は約63.0万枚。
こちらもまたまたまたWinkがランク入り。まさに全盛期ですね。
オーストラリアの女性歌手であるカイリー・ミノーグの1988年の楽曲「愛が止まらない 〜ターン・イット・イントゥ・ラヴ〜」のカバー曲です。
第4位:「太陽がいっぱい」光GENJI
作詞・作曲:大江千里。売上は約68.2万枚。
「第40回NHK紅白歌合戦」でも歌われました。
第3位:「とんぼ」長渕剛
作詞・作曲:長渕剛。売上は約74.6万枚。
長渕主演のTBS系テレビドラマ『とんぼ』(1988年)の主題歌でもあります。
2位:「世界でいちばん熱い夏」プリンセス・プリンセス
作詞:富田京子、作曲:奥居香。売上は約75.9万枚。
プリンセス・プリンセスが登場です。ガールズバンドのパイオニアとして、一気にブレイクしました。
1987年テレビ朝日系全国ネット『世界どっきりウォッチ』エンディングテーマになりました。
第1位:「Diamonds」プリンセス・プリンセス
作詞:中山加奈子 、作曲:奥居香。売上は約81.5万枚。
1位もプリンセス・プリンセスでした!
1位、2位を独占し、80年代ラストの1989年は、まさにプリンセス・プリンセスの年だったと言っても過言ではないでしょう。
以上、1989年の年間ベストソングを紹介しました! この時代を表す名曲が目白押しというランキングでした。
リアルタイムで聴いていて当時を思い出した人、生まれる前の曲だけど新鮮さを感じた人……いろいろな方がいると思います。
年代ごとの一覧は、【80’s】1980年代ヒット曲~邦楽ベスト10まとめ~としてまとめていますので、さらなるタイムスリップを経験したい方はぜひご覧ください。
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