1980年代の邦楽シーンは歌謡曲全盛期。多感な時期にそんな10年間を過ごした身としては、取り上げずにはいられません!
今も新しくて素晴らしい音楽をたくさん聴いていますが、その積み重ねの始まりがこの頃の音楽です。
というわけで、1980年代の邦楽シーンを振り返ってみたいと思います。
前回の第5回は「【80’s】1980年代ヒット曲~第6回 1985年の邦楽ベスト10~」として紹介しました。
第7回は「1986年」です!
当時のレコードの売上からベスト10を選出しました。それではさっそく10位から見ていきましょう。プレイバック!
1986年のヒット曲ベスト10
第10位:「青いスタスィオン」河合その子
作詞: 秋元康、作曲: 後藤次利。売上は約34.1万枚。
おニャン子クラブ河合その子の3枚目のシングル。スタスィオンはフランス語で「駅」「停留所」という意味。
ポップで軽やかな曲調が、若さを強調していますね。
第9位:「OH!! POPSTAR」チェッカーズ
作詞:売野雅勇、作曲:芹澤廣明。売上は約35.4万枚。
チェッカーズ10枚目のシングル。東宝映画『タッチ 背番号のないエース』の挿入歌にもなりました。
フミヤの色っぽさが伝わってくる歌ですね。
第8位:「スキップ・ビート」Kuwata Band
作詞、作曲:桑田佳祐 。売上は約35.5万枚。
KUWATA BANDの3枚目のシングル。
ノリの良いリズムに、ちょっとアダルトな意味を持つ歌詞が話題に。
第7位:「ジプシー・クイーン」中森明菜
作詞:松本一起、作曲:国安わたる。売上は約35.8万枚。
中森明菜が得意とするエキゾチックな路線の楽曲。
情熱的に歌う彼女の声が印象的です。
第6位:「恋におちて」小林明子
作詞:湯川れい子、作曲:小林明子。売上は約40.6万枚。
なんと前年3位の歌がこの年もランクイン。ロングヒットだったことがわかりますね。
『金曜日の妻たちへIII・恋におちて』主題歌。湯川れい子が書いた微妙な恋心を、しっとりと歌い上げます。
第5位:「My Revolution」渡辺美里
作詞:川村真澄、作曲:小室哲哉。売上は約44.2万枚。
TBS系テレビドラマ『セーラー服通り』の主題歌で、渡辺美里4枚目のシングル。
作曲はまだ無名に近かった小室哲哉。この曲のヒットでその名を知られるようになります。
羽ばたく青春というイメージが広がるのは、私自身が中学生時代に聴いた曲だからでしょうか。
第4位:「BAN BAN BAN」Kuwata Band
作詞、作曲:桑田佳祐 。売上は約45.1万枚。
KUWATA BANDのデビューシングルで、KUWATA BAND自体が原由子の産休中の1986年4月から1年限定で活動しました。それでいて2曲がランクインしているのが、すごさを物語っていますね。
第3位:「仮面舞踏会」少年隊
作詞:ちあき哲也、作曲:筒美京平。売上は約47.8万枚。
少年隊のデビューシングル。舞踏会の名のとおりの軽快なリズムと、彼らの切れのあるダンスが融合して、素晴らしい作品となっています。
2位:「DESIRE」中森明菜
作詞:阿木燿子、作曲:鈴木キサブロー。売上は約51.6万枚。
またまたまた中森明菜がランク入り。こちらもエキゾチックな雰囲気満載の曲です。
この曲も好きでしたね~。
第1位:「CHA-CHA-CHA」石井明美
作詞:G.BOIDO/日本語訳詞:今野雄二、作曲:B.REITANO, B.ROSELLINI, F.BALDONI, F.REITANO。売上は約53万枚。
石井明美のデビューシングルで、TBSのテレビドラマ『男女7人夏物語』の主題歌に起用されました。
イタリアのダンスグループのカバー曲ですが、日本語訳がつけられてノリの良いダンスポップに仕上がっています。
当時、街中で本当によくかかっていました。
以上、1986年の年間ベストソングを紹介しました! この時代を表す名曲が目白押しというランキングでした。
リアルタイムで聴いていて当時を思い出した人、生まれる前の曲だけど新鮮さを感じた人……いろいろな方がいると思います。
年代ごとの一覧は、【80’s】1980年代ヒット曲~邦楽ベスト10まとめ~としてまとめていますので、さらなるタイムスリップを経験したい方はぜひご覧ください。
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それでは、次回(1987年)をお楽しみに!