音楽

【80’s】1980年代ヒット曲~第5回1984年の邦楽ランキングBest10~

1980年代の邦楽シーンは歌謡曲全盛期。多感な時期にそんな10年間を過ごした身としては、取り上げずにはいられません!

今も新しくて素晴らしい音楽をたくさん聴いていますが、その積み重ねの始まりがこの頃の音楽です。

というわけで、1980年代の邦楽シーンを振り返ってみたいと思います。

前回の第5回は「【80’s】1980年代ヒット曲~第4回 1983年の邦楽ベスト10~」として紹介しました。

第5回は「1984年」です!

当時のレコードの売上からベスト10を選出しました。それではさっそく10位から見ていきましょう。プレイバック!



1984年のヒット曲ベスト10

第10位:「サザン・ウインド」中森明菜

作詞:来生えつこ、作曲:玉置浩二。売上は約54.4万枚。

https://www.youtube.com/watch?v=jeh95PJKFeE

タイトルどおり、南国での一場面を切り取ったような歌詞。大人っぽい女性の視点から見た、男たちの描写が素晴らしいですね。

作曲・玉置浩二の曲調も相まって、青い空と白い雲、そして輝く海、といった風景が目に浮かぶようです。

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第9位:「北ウイング」中森明菜

作詞:康珍化、作曲:林哲司。売上は約56.8万枚。

https://www.youtube.com/watch?v=2_8d0o9pIYg

中森明菜が続きます!

冒頭にサビを持ってきて、一気に曲の世界に誘います。Love is The Mystery、というミステリアスな夜間飛行は、ちょっと不安な心の内を表しているように思えますね。

なお、「北ウイング」とは成田国際空港(当時の呼称は新東京国際空港)の第1ターミナル北部分の呼び名です。

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第8位「星屑のステージ」チェッカーズ

作詞:売野雅勇、作曲:芹澤廣明。売上は約57.6万枚。

沈んだ曲調ですが、愛する人を亡くした悲しみがじわりと伝わってくる良曲。

表題曲はTBS系連続ドラマ「うちの子にかぎって…」主題歌で、自分も気に入ってよく聴いていました。チェッカーズ、結構好きだったんですよね~。

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第7位:「娘よ」芦屋雁之助

作詞:鳥井実、作曲:池多孝春。売上は約58.1万枚。

https://www.youtube.com/watch?v=qNDHNxp6trc

喜劇俳優の芦屋雁之助の楽曲。

結婚する娘に対する父親の心情を歌ったもの。当時の父親たちから、多くの共感を呼んだようですね。じわじわと売れ続けるパターンで、最終的に100万枚以上を売り上げています。

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第6位:「十戒」中森明菜

作詞:売野雅勇、作曲:高中正義。売上は約60.9万枚。

https://www.youtube.com/watch?v=G5niOtoOKwc

なんとベスト10のうち、3作がランクイン。

「弱い男性」への苛立ちを、ズバッと言い切る表現が秀逸。

しかし、「坊や イライラするわ」という締めの台詞の前には、「はっぱかけたげる」と奮い立たせるような言葉があり、厳しい態度を貫きながら、優しさが根底に流れているように思えるのもまた確かなのです。

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第5位:「哀しくてジェラシー」チェッカーズ

作詞:売野雅勇、作曲:芹澤廣明。売上は約65.8万枚。

「an han han」を多用する歌詞が、嫉妬を抱く感情をよく表していると思います。

自分は当時まだ小学生でしたので、男女の心の機微などわかるはずもなかったのですが、どこかわかったような気になって聴いていたのを覚えています。

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第4位:「涙のリクエスト」チェッカーズ

作詞:売野雅勇、作曲:芹澤廣明。売上は約66.8万枚。

チェッカーズもベスト10のうち、3作がランクインです!

この曲も好きでよく聴いていましたね~。歌詞の意味はよくわかっていなかったですけど、失恋した際にラジオへ曲をリクエストするという、当時の若者の心理をよく表現していると思います。

ちなみに「ミッドナイトDJ」のモデルは「オールナイトニッポン」の初代DJ・糸居五郎アナウンサーとのこと。

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第3位:「Rock’n Rouge」松田聖子

作詞:松本隆、作曲:呉田軽穂。売上は約67.4万枚。

タイトルにロックとありますが、かなりポップスな曲調。春めいたアップテンポなナンバーで良いと思います。

サビの「pure pure lips」が印象的な歌詞ですが、CMソングとして制作依頼が来ていたため、カネボウ側から「pure pure lips」というフレーズをサビに含むという制約が課されていて、松本隆は苦慮したそうです。

それでもこのフレーズをサビの冒頭で決めるのは、さすが松本隆ですね。

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2位:「ワインレッドの心」安全地帯

作詞:井上陽水、作曲:玉置浩二。売上は約69.6万枚。

非常に濃密で大人のムード漂うメロディ。

作詞は井上陽水で、「あの消えそうに燃えそうなワインレッドの心」というフレーズが、はかなくも危険な香りを放っています。

当時自分は玉置浩二の髪型を真似ていました…。

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第1位:「もしも明日が…。」わらべ

作詞:荒木とよひさ、作曲:三木たかし。売上は約97万枚。

わらべの2枚目のシングルが1位に輝きました!

テレビ朝日系『欽ちゃんのどこまでやるの!?』挿入歌でもあり、懐かしく優しい曲調が印象的。

「もしも」の先にはすべて「愛する人」がいます。そんな愛しい人に対する愛情があふれでた歌詞に、心が温まります。


以上、1984年の年間ベストソングを紹介しました! この時代を表す名曲が目白押しというランキングでした。

リアルタイムで聴いていて当時を思い出した人、生まれる前の曲だけど新鮮さを感じた人……いろいろな方がいると思います。

年代ごとの一覧は、【80’s】1980年代ヒット曲~邦楽ベスト10まとめ~としてまとめていますので、さらなるタイムスリップを経験したい方はぜひご覧ください。

80年代の歌謡曲はAmazon Musicで聴くことができ、邦楽に強いdヒッツには年代別に「1984年のヒット曲」のようなプログラムもありますので、ぜひ聴いてみてくださいね。

それでは、次回(1985年)をお楽しみに!

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