音楽

【80’s】1980年代ヒット曲~第3回1982年の邦楽ランキングBest10~

1980年代の邦楽シーンは歌謡曲全盛期。多感な時期にそんな10年間を過ごした身としては、取り上げずにはいられません!

今も新しくて素晴らしい音楽をたくさん聴いていますが、その積み重ねの始まりがこの頃の音楽です。

というわけで、1980年代の邦楽シーンを振り返ってみたいと思います。

前回の第2回は「【80’s】1980年代ヒット曲~第2回 1981年の邦楽ベスト10~」として紹介しました。

第3回は「1982年」です!

当時のレコードの売上からベスト10を選出しました。それではさっそく10位から見ていきましょう。プレイバック!

と、いきたいところですが、その前に……、

1982年のカルチャーな出来事

ベスト10を紹介する前に、1982年をカルチャーの視点から簡単に振り返ってみましょう。

  • 3月5日:テレビ朝日系で特撮シリーズ『宇宙刑事ギャバン』放映開始
  • 5月:サイモン&ガーファンクル初来日
  • 6月28日:テレビ朝日系アニメ『一休さん』最終回
  • 8月20日:トミーがゲームパソコン『ぴゅう太』発売
  • 10月1日:CDが初発売。発売ソフト1号は大瀧詠一『A LONG VACATION』
  • 10月4日:フジテレビ系『笑っていいとも!』放映開始
  • 10月8日:テレビ朝日系『タモリ倶楽部』放映開始
  • 12月1日:マイケル・ジャクソンのアルバム『スリラー』発売
  • 12月4日:映画『E.T.』公開

これらのことが起きた年でした。

CDはこの年に初めて登場しました。しかもソフト第一号は大瀧詠一。

「笑っていいとも!」「タモリ倶楽部」がほぼ同時に放映開始。タモリ人気は昼夜問わずに発揮されていました。

それではあらためて、プレイバック!



1982年のヒット曲ベスト10

第10位:「ふられてBANZAI」近藤真彦

作詞:松本隆、作曲:筒美京平。売上は約53万枚。

「フラれてバンザイ」とマッチが強がっているふうなのがグッときます。

なお、カップリング曲は1980年に発売された「スニーカーぶる~す」の初期歌詞バージョン。「スニーカーぶる~す」は1981年ヒット曲の3位に入っていました。

第9位:「情熱☆熱風・せれなーで」近藤真彦

作詞:伊達歩、作曲:筒美京平。売上は約55.6万枚。

タイトル中の『☆』と『月マーク』は、歌詞の中の「ムーンライトにキラリ」からとったもの。ブラウザ上ではうまく表示されませんが、熱風とせれなーでの間に実際には月のマークがあります。

第8位「チャコの海岸物語」サザンオールスターズ

作詞・作曲は桑田佳祐。売上は約55.7万枚。

タイトルの「チャコ」は、元歌手で発売当時ビクター音楽産業・ディレクターの飯田久彦(後のエイベックス・エンタテインメント取締役)の愛称。

同じく歌詞に登場する「ミーコ」は歌手の弘田三枝子、「ピーナッツ」はザ・ピーナッツから取られています。

この曲で出場した紅白歌合戦では、桑田佳祐が当時国民的歌手とまで言われた三波春夫の真似をして、物議を醸しました。

当時の紅白でこんな破天荒な振る舞いをするとは、さすがの一言です。詳しくは「桑田佳祐 三波春夫」で検索を。

第7位:「ハイティーン・ブギ」近藤真彦

作詞・松本隆、作曲・山下達郎。売上は約60.7万枚。

またまた近藤真彦がランク入りです。こちらの作曲は山下達郎。作詞も作曲も大物がプッシュしている様子が見て取れますね。

東宝映画『ハイティーン・ブギ』主題歌。コーラスで竹内まりや(山下達郎夫人)も参加しているのに注目。

第6位:「悪女」中島みゆき

作詞・作曲は中島みゆき。売上は約62.4万枚。

中島みゆきの楽曲の中でも特に印象に残る曲。歌詞の内容は、浮気をする男性とそのことを知りながら自ら嫌われるよう仕向ける女性を、彼女ならではの世界観で表現しています。

なお、「マリコ」のモデルはおらず、歌詞中に女性の名前を入れるのが好きだったとのこと(中島みゆきのオールナイトニッポンより)。

動画では中森明菜カバーバージョンを紹介します。

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ポニーキャニオン

第5位:「北酒場」細川たかし

作詞:なかにし礼、作曲:中村泰士。売上は約64.8万枚。

演歌歌手の細川たかしですが、この曲は歌謡曲調でなかなかポップな楽曲。同年大晦日の『第24回日本レコード大賞』を受賞しており、この年を代表する曲の一つになりました。当時、テレビやラジオでよく流れていたのを覚えています。

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コロムビアミュージックエンタテインメント

第4位:「心の色」中村雅俊

作詞・大津あきら、作曲・木森敏之。売上は約69.7万枚。

中村雅俊の主演したTBS系ドラマ『われら動物家族』の主題歌。この曲のヒットで、初めての紅白歌合戦への出演を果たしました。

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コロムビアミュージックエンタテインメント

第3位:「聖母たちのララバイ」岩崎宏美

作詞:山川啓介、作曲:木森敏之、John Scott。売上は約78.5万枚。

日本テレビ系『火曜サスペンス劇場』のエンディングテーマ。元々は1コーラスのみの曲でしたが、視聴者から作品化の要望が殺到したためレコード化されたという経緯があります。

とにかく岩崎宏美の歌唱力の高さが目を(耳を?)見張ります。どこまでも伸びていくような声量が、とても心地よいです。

まだ子どもだった自分には、この頃の火曜サスペンス劇場は大人の番組という印象でほとんど見ていませんでしたが、この曲はよく覚えていますね。

2位:「セーラー服と機関銃」薬師丸ひろ子

作詞:来生えつこ、作曲:来生たかお。売上は約83.5万枚。

薬師丸ひろ子のデビュー曲で、薬師丸主演の同名映画の主題歌。

もともとこの映画の主題歌は来生たかおが歌う「夢の途中」に決まっていたものの、映画監督の相米慎二が「薬師丸ひろ子に歌わせる」と談判し、薬師丸ひろ子が歌うことになったという経緯があります。

いや~、素晴らしいです。当時は映画公開もあり、テレビやラジオでもよくかかっていたのを思い出します。透明度の高い声が、はかなさを強調させていますね。

第1位:「待つわ」あみん

作詞・作曲:岡村孝子。売上は約101.8万枚。

あみんは岡村孝子と加藤晴子の2人グループで、この曲がデビュー曲。1983年には活動を休止していますが、2007年に再開しています。この頃、2人はまだ大学生(愛知県の椙山女学園大学)でした。

向かって左が岡村孝子、右が加藤晴子。

かわいいふりしてあの子

わりとやるもんだねと

言われ続けたあのころ

生きるのがつらかった

という出だしが強烈で、そこからの「私待つわ いつまでも待つわ」という一途な気持ちを表すフレーズによって印象をガラリと変えてしまう構成。

メロディも一聴すれば記憶に刻まれるほどで、岡村孝子の才能がいかんなく発揮されている楽曲です。


以上、1982年の年間ベストソングを紹介しました! この時代を表す名曲が目白押しというランキングでした。

リアルタイムで聴いていて当時を思い出した人、生まれる前の曲だけど新鮮さを感じた人……いろいろな方がいると思います。

なお、80年代の歌謡曲はAmazon Musicで聴くことができますので、興味がありましたら聴いてみてくださいね。

Amazonで80年代の歌謡曲を聴く

 

それでは、次回(1983年)をお楽しみに!

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