音楽

【80’s】1980年代ヒット曲~第2回 1981年の邦楽ベスト10~

1980年代の邦楽シーンは歌謡曲全盛期。多感な時期にそんな10年間を過ごした身としては、取り上げられずにはいられません!

今も新しくて素晴らしい音楽をたくさん聴いていますが、その積み重ねの始まりがこの頃の音楽です。

というわけで、1980年代の邦楽シーンを振り返ってみたいと思います。

前回の第1回は「【80’s】1980年代ヒット曲~第1回 1980年の邦楽ベスト10~」として紹介しました。

第2回は「1981年」です!

当時のレコードの売上からベスト10を選出しました。それではさっそく10位から見ていきましょう。プレイバック!

と、いきたいところですが、その前に……、

1981年のカルチャーな出来事

ベスト10を紹介する前に、1981年をカルチャーの視点から簡単に振り返ってみましょう。

  • 3月31日:ピンク・レディーが後楽園球場で最終コンサート
  • 5月16日:フジテレビ系で『オレたちひょうきん族』放映開始
  • 9月25日:フジテレビ系の『スター千一夜』が22年半の歴史に幕
  • 10月1日:東京12チャンネルが「テレビ東京」と社名変更
  • 10月6日:フジテレビのクイズ番組『なるほど!ザ・ワールド』放映開始
  • 10月30日:新潮社の写真週刊誌『FOCUS(フォーカス)』創刊。
  • 12月28日:『金田一耕助シリーズ』の推理作家・横溝正史が死去

これらのことが起きた年でした。

ピンク・レディーの解散はこの年でした。幼稚園時代に初めて買ってもらったレコードがピンク・レディーでしたので感慨深いですね。

「ひょうきん族」「なるほど!ザ・ワールド」といった人気番組も放映開始。うちはドリフ派でしたが……。

それではあらためて、プレイバック!



1981年のヒット曲ベスト10

第10位:「守ってあげたい」松任谷由実

作詞・作曲は松任谷由実。売上は約67.4万枚。

1981年、映画『ねらわれた学園』の主題歌として作られました。

「守ってあげたい あなたを苦しめる全てのことから」。なんと慈愛に満ちた歌詞でしょうか。ジーンときます。

第9位:「チェリーブラッサム」松田聖子

作詞・三浦徳子、作曲・財津和夫。売上は約67.4万枚。

財津和夫作曲の最初のシングルになります。

ちょっと勢いのある元気な感じが、それまでのイメージと少し違いますが、それが良い方に転じていると思います。

第8位「恋人よ」五輪真弓

作詞・作曲は五輪真弓。売上は約70.2万枚。

五輪デビュー当時のプロデューサーで、この年に交通事故死した木田高介を思って書き上げた曲とのこと。

静かな曲調ではありますが、情感の籠もった歌い方に、恋人への強い思いが読み取れます。

恋人よ そばにいて

こごえる私の そばにいてよ

そしてひとこと この別れ話が

冗談だよと笑ってほしい

冗談だよと「言って」ではなく「笑って」ほしいというフレーズが、諦めの中にあっても恋人にすがるような期待がよく現れていると思います。

第7位:「街角トワイライト」シャネルズ

作詞・湯川れい子、作曲・井上忠夫。売上は約71.7万枚。

シャネルズ3枚目のシングル。メンバー不祥事による半年の謹慎後の初シングル。

ソウル感あふれるメロディに、「ホーミタイ」「マイリトルガール」といったカタカナフレーズが印象的。

第6位:「大阪しぐれ」都はるみ

作詞・吉岡治、作曲・市川昭介。売上は約86.2万枚。

都はるみ82枚目のシングル。

北新地、堂島、曽根崎といった、大阪の地名が登場するご当地ソングとしても有名。

第5位:「長い夜」松山千春

作詞・作曲:松山千春。売上は約86.6万枚。

松山千春10枚目のシングル。

フォークシンガーの松山千春ですが、ややロック寄りの曲調。でも、声と曲がよく合っていると思います。ちょっと大人の恋愛ソングといった趣も良いです。

第4位:「ハイスクール・ララバイ」イモ欽トリオ

作詞・松本隆、作曲・細野晴臣。売上は約95.9万枚。

フジテレビ系バラエティ『欽ドン!良い子悪い子普通の子』から誕生した、山口良一(ヨシオ)、西山浩司(ワルオ)、長江健次(フツオ)によるユニットのデビューシングル。

作詞は松本隆、作曲は細野晴臣という、はっぴいえんどの二人が組んで作り上げた、テクノ系のノリの良いダンスナンバー。

テンポよく「とにかくとびきりの美少女さ」で始まり、サビの「100%片思い」がインパクト大。さすが松本隆&細野晴臣ですね。

当時、僕も「欽ドン」を観ていて、この曲は本当によく覚えています。

第3位:「スニーカーぶる~す」近藤真彦

作詞:松本隆、作曲:筒美京平。売上は約104.7万枚。

ここからミリオンセラー。作詞は松本隆、そして作曲は筒美京平という最強コンビ。

近藤真彦、歌手としてのデビューシングルであり、最大のヒット曲。筒美京平らしい爽やかなポップナンバー。失恋歌を「スニーカーぶる~す」と表現する松本隆のセンスも素晴らしい。

2位:「奥飛騨慕情」竜鉄也

作詞・作曲:竜鉄也。売上は約128万枚。

竜鉄也、演歌歌手としてのデビューシングル。

有線放送から徐々に注目されるようになり、発売から6ヶ月経ってオリコンのトップ10に初登場とするという、ドリームフルな成功をおさめました。

第1位:「ルビーの指環」寺尾聰

作詞:松本隆、作曲:寺尾聰。売上は約132.7万枚。

作詞はまたもや松本隆。乗りに乗っていますね。

これも失恋歌。大人のムード漂うメロディ、寺尾聰のやや淡々とした歌い方が印象的。

また、最初に「指のリングを抜き取り、俺に返すつもりならば捨ててくれ」という歌詞があり、最後に、

そして二年の月日が流れ去り

街でベージュのコート見かけると

指にルビーのリングを探すのさ

あなたを失ってから

という見事なストーリーとなっていて、はっとさせられます。やはり松本隆はすごいです。


以上、1981年の年間ベストソングを紹介しました! この時代を表す名曲が目白押しというランキングでした。

リアルタイムで聴いていて当時を思い出した人、生まれる前の曲だけど新鮮さを感じた人……いろいろな方がいると思います。いかがでしたでしょうか。

それでは、次回(1982年)をお楽しみに!

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