※SBIネオモバイル証券は、SBI証券と統合いたしました。
スマホでTポイント投資ができる「ネオモバ」が注目を集めています。
ネオモバではロボアドバイザー投資サービス「WealthNavi(ウェルスナビ) for ネオモバ」の提供もしており、こちらも人気。
ウェルスナビはロボアドバイザーでは国内屈指のサービスとなっており、WealthNavi for ネオモバもその流れを汲むサービスとなっています。
こちらの記事では「WealthNavi for ネオモバ」のサービス内容、本家のWealthNaviとの違い、「WealthNavi for ネオモバ」の利用が向いている方についてまとめていますので、参考にしてくださいね。
1.WealthNavi(ウェルスナビ)の内容
ウェルスナビというのはロボアドバイザーのひとつ。ロボアドバイザーというのは、
投資家に対し、人工知能を利用して資産管理や資産運用のアドバイスを行うシステムまたはサービス。
投資家がいくつかの質問に答えることで、資産規模やリスク許容度を自動的に判定し、分散投資などに関する情報を提供する(コトバンク)
これにより手動で投資を行うより、大幅な時間短縮が見込めます。
ウェルスナビの詳しい内容について以下の記事にまとめていますので、ご覧ください。
ウェルスナビの運用実績を毎週報告(損失あり)&メリットデメリットを簡単解説
2.ネオモバのサービス内容
ネオモバはTポイントを使って株購入などの投資ができるサービス。
SBI証券とTSUTAYAを運営するCCCマーケティングが提携して設立した「SBIネオモバイル証券」がサービス提供をしています。
運営会社 | 株式会社SBIネオモバイル証券 |
本社所在地 | 東京都港区六本木1-6-1 |
設立 | 2018年 |
資本金 / 資本準備金 | 35億円 |
ネオモバはTポイントの1ポイントが1円として換算される仕組み。またスマホで口座開設、株取引、資産の運用状況の確認ができます。
さらにネオモバでは単元未満株式(※)を購入することができます。これにより、1株からでも購入が可能。対象銘柄には、なんと1株500円未満で購入できる株式も。
ネオモバで投資できる対象は株式以外にも、下記の取引ができます。
- 国内株式等(単元株・単元未満株)の現物取引
- 国内ETF(国内投資信託)
- REIT(国内不動産投資信託)
- 海外ETF(ウェルスナビによる資産運用)
サービス利用料は?
ネオモバの運用は株式約定代金に応じたサービス利用料(月額)がかかります。
月間の株式約定代金が50万円以下の場合は月額利用料は200円(税別)。
また期間固定Tポイントが200ポイント付与される特典がある時も。
手数料は?
あります。年率で預かり資産の1%(税別)です。
これは本家のウェルスナビも同じですね。
3.本家ウェルスナビとの違いは?
投資対象は本家ウェルスナビと同じで、手数料についても本家ウェルスナビと同様、年率で預かり資産の1%(税別)です。
以下、異なる点を見ていきましょう。
少額投資が可能(メリット)
本家ウェルスナビでは最低投資金額は10万円で、自動積立の最低積立金額は1万円です。
「WealthNavi for ネオモバ」では最低投資金額は1万円。自動積立の最低積立金額は5,000円となっています。
最低投資金額を低く設定した「WealthNavi for ネオモバ」は少額から始めたいユーザーに向いていますね。
長期割は適用されない(デメリット)
本家ウェルスナビにある「長期割」の特典が適用されないので注意が必要です。
「WealthNavi for ネオモバ」では、この長期割の特典は受けることはできません。
マメタスが利用できない(デメリット)
マメタスは買物のお釣りで資産運用ができるサービス。
金額は「100円」「500円」「1,000円」等から選択でき、毎月1回貯まったお釣りを自動的に引き落として資産運用に回せる仕組みです。
「WealthNavi for ネオモバ」は本家ウェルスナビで使えるマメタスの機能を利用することができないので、こちらも注意が必要です。
4.「WealthNavi for ネオモバ」が向いている方
少額投資をしたい人
本家ウェルスナビでは最低投資金額10万円、自動積立の最低積立金額1万円から。
「WealthNavi for ネオモバ」の最低投資金額は1万円、自動積立の最低積立金額は5,000円から始められるのが特徴。
「あまり余裕資金はない」「初心者だし、10万円を超える投資はちょっと額が大きいな……」という方でも簡単、気軽に開始することができます。
短期投資向け
本家ウェルスナビにある「長期割」がありません。
これは逆に言えば、「長期運用するつもりはないけど投資を体験したい方」や、「性格的に長期運用は向いていないという方」はWealthNavi for ネオモバから始めてみるのも手です。
実際にネオモバを開始した後に、通常のウェルスナビに切り替えることも可能ですから、投資自体に不安をお持ちの方は開始の取っかかりとして「WealthNavi for ネオモバ」が向いていると言えます。
リスクを抑えたい方
ネオモバではTポイントを使った投資ができます。これもリスク軽減のひとつになります。
また、少額から始められるので、全体的にリスクを抑えたいという方に向いています。
SBIネオモバイル証券の口座を持っている人
「WealthNavi for ネオモバ」を始めるためには、SBIネオモバイル証券に口座開設をする必要があります。
SBIネオモバイル証券の口座を持っている方であれば、すぐにWealthNavi for ネオモバを開始できます。
口座を持っていない場合でも、公式サイトで基本情報を入力し、本人確認書類をアップロードすれば、数日内に「口座開設完了の案内はがき」が送られてきます。
その後ははがきに記載されたパスワードでログインすれば手続きは完了するので、手軽に始められます。このあたりは本家のウェルスナビも変わりませんね。
5 まとめ
WealthNavi for ネオモバと本家ウェルスナビの違いを以下の表にまとめました。
WealthNavi for ネオモバ | 本家ウェルスナビ | |
---|---|---|
最低投資金額 | 1万円 | 10万円 |
自動積立の最低積立金額 | 5,000円 | 1万円 |
長期割 | × | ◯ |
マメタス | × | ◯ |
本家との違いは最低投資金額、サービス享受の面となります。
「WealthNavi for ネオモバ」は、少額投資で始めたい、そして最低投資金額を抑えたいユーザーに向いているサービス。
本家ウェルスナビは、資産運用面や長期運用をしたい時にメリットが生じます。
利用者の投資の方針や資産状況によって、どちらを選択するかは違ってきます。この記事が少しでも投資のドアを開くお役に立てれば幸いです。