漫画レビュー

『銀河の死なない子供たちへ』ネタバレなしレビュー~死なないということ

このマンガがすごい!WEB」の2017年11月オトコ編1位を獲得した『銀河の死なない子供たちへ』(施川ユウキ・作)を読んだ! 以下、ネタバレなしレビュー。(ⒸKADOKAWA)

とうに人類が滅亡した星で、ラップを口ずさむのが大好きな天真爛漫な姉・π(パイ)と、いつも読書をしている内向的な弟・マッキは、永遠の命による終わらない日々を過ごしていた。

そんなある日、愛すべきものの終わりに直面した二人は……。

「手塚治虫文化賞」受賞作家が挑む、不死の子供たちの果てしない日常と、途方もない探求の旅――

というのが、あらすじ。

SFかつファンタジックな設定だが、根幹に描かれているものは「命」。

タイトルにもあるように「死なない子供たち」である、パイとマッキ。彼らが過ごす時間は永遠の時の中で、ゆっくりと、しかしものすごい速度で進んでいく。

そうした永遠の時を手に入れた彼らのもとに、有限の命を持つ者が現れたらどうなるのだろう。二人は自分たちにない「命の終焉」を目の当たりにして、どういう行動をとり、どんな思考をめぐらせるのか。

はかなさ、むなしさ……その先にあるものは、新たな希望なのか。

厳しい選択、優しい選択。

選び取った先に、彼らが見たものは? そのラストはきっと、命の可能性をあなたに突きつけるものになるはず。

絵のタッチが馴染まない方もいるかもしれないけれど、読み進めていくうちに慣れてくる。この作品に限らず、こういうことはあるので、「絵柄が合わないな~」という方もぜひ手に取ってほしいなと思う。

Kindle版もありますよ~。

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