ミステリー小説って面白い!
魅力的な謎、個性的なキャラクター、そして意外な動機や真相……。
読み始めたら止まらない。それがミステリーの醍醐味。私など読むだけではなく書いてもいるから、読者としても筆者としてもその面白さに魅了されちゃっています。
昨今どんなミステリー小説が売れているのか。Amazonと楽天ブックスのランキングから、それぞれ上位の5作品を紹介していきます。
特にAmazonランキングは1時間ごとの更新なので、たとえば「あの頃って何が売れていたのか」がわかりにくい構造になっています。これはモヤモヤしますね。
そこで、このブログでは毎週ランキングを紹介していくことで、「売れ筋の変遷」がわかるようにしていきます。これで話題の書を買い逃しても安心!
前回は「【Amazonと楽天】ミステリー小説 売れ筋おすすめランキング!【2019.9.29版】」の記事から確認できます。
それでは、さっそく今回のランキングを紹介していきましょう!
※ムック等は除き、単行本、文庫からピックアップします
Amazon
まずはAmazonからいきましょう。
なお、全体ランキングは「Amazon売れ筋ランキング – ミステリー・サスペンス・ハードボイルド 」で確認できます。
1位:恋のゴンドラ
真冬に集う男女が繰り広げるラブストーリー。
衝撃の結末にあなたは驚愕する! 文庫化に合わせ、書き下ろし短編を追加。
東野圭吾の文庫化作品。先週も1位でしたが、2週連続1位!
書き下ろしの短編もついて、お得な一冊です。
2位:錯迷
神奈川県警捜査一課生え抜きエリートの萩原哲郎に突然の異動命令が下された。
赴任先は重大事件が希な湘南・鎌倉南署。しかも署長職。実はこの異例人事には密命があった。
それは女性前任者の不審死の謎を署長として潜入捜査せよというもの。協力者もなく孤立無援の中、萩原は秘密裏に捜査を始めるが署員達の口は固く容易に進まない。
そんな時、管内で殺人事件が発生。それは過去の未解決殺人事件と繋がっていた…。正義を貫くべき警察官たちが頑なに隠蔽していた真実とは一体何なのか。
組織トップの孤独と葛藤、渦巻く人間模様を描く堂場瞬一警察小説の到達点。
警察小説の名手・堂場瞬一の2017年作品の文庫化。
署長として潜入捜査を行うという設定が、ストーリーに緊張感を与えます。
3位:Iの悲劇
一度死んだ村に、人を呼び戻す。それが「甦り課」の使命だ。
人当たりがよく、さばけた新人、観山遊香。出世が望み。公務員らしい公務員、万願寺邦和。とにかく定時に退社。やる気の薄い課長、西野秀嗣。
日々舞い込んでくる移住者たちのトラブルを、最終的に解決するのはいつも―。徐々に明らかになる、限界集落の「現実」! そして静かに待ち受ける「衝撃」。
これこそ、本当に読みたかった連作短篇集だ。
各ミステリーランキング常連の、米澤穂信の新作。
連作短編ながら、限界集落というテーマに挑んだ意欲作。
4位:メインテーマは殺人
自らの葬儀の手配をした当日、資産家の婦人が絞殺される。彼女は殺されることを知っていたのか?
作家のわたし、アンソニー・ホロヴィッツは、テレビ・ドラマの脚本執筆で知り合った元刑事のホーソーンから連絡を受ける。
この奇妙な事件を捜査する自分を描かないかというのだ……。かくしてわたしは、きわめて有能だが偏屈な男と行動をともにすることに……。
『カササギ殺人事件』が話題になったアンソニー・ホロヴィッツの新作。
本作も驚きの展開が待ち受けています。
5位:危険なビーナス
惚れっぽい独身獣医・伯朗が、新たに好きになった相手は、失踪した弟の妻だった。
恋も謎もスリリングな絶品ミステリー!
「最初にいったはずです。
彼女には気をつけたほうがいいですよ、と」独身獣医の伯朗のもとに、かかってきた一本の電話–「初めまして、お義兄様っ」。
弟の明人と、最近結婚したというその女性・楓は、明人が失踪したといい、伯朗に手助けを頼む。原因は明人が相続するはずの莫大な遺産なのか。調査を手伝う伯朗は、次第に楓に惹かれていくが。
東野圭吾の2016年作品の文庫化。
先週は2位。順位は落としましたが、まだまだ売れていますね。
全体ランキングは「Amazon売れ筋ランキング – ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
楽天ブックス
それでは続いて楽天ブックスです。
楽天の全体ランキングは「楽天ブックスランキング – ミステリー・サスペンス」で確認できます。
1位:恋のゴンドラ
真冬に集う男女が繰り広げるラブストーリー。
衝撃の結末にあなたは驚愕する! 文庫化に合わせ、書き下ろし短編を追加。
楽天でも1位をゲットです! 絶好調ですね。
2位:誘拐遊戯
謎の犯罪者・ゲームマスターからの挑戦状。
元刑事の上原がゲームをクリアしなければ、女子高生を殺す…。怒濤の誘拐サスペンス!
人気作家・ 知念実希人の文庫作品。
なお、2016年発表の『あなたのための誘拐』の文庫化になりますのでご注意を。
3位:ツーノーザー救出作戦
指揮エレメントによって1600年の過去に送りこまれたローダンは、殺されそうになって危機一髪のところを時間巡回者に助けられた!
ペリー・ローダンシリーズは、1961年にドイツで刊行開始となった、SFとしては世界最長のスペースオペラ小説。
複数作家による執筆がなされているリレー小説形式が特徴。その最新作が3位にランク入り。
楽天ではペリー・ローダンシリーズがよく売れています。
4位:屍人荘の殺人
神紅大学ミステリ愛好会会長であり『名探偵』の明智恭介とその助手、葉村譲は、同じ大学に通うもう一人の名探偵、剣崎比留子と共に曰くつきの映研の夏合宿に参加するため、ペンション紫湛荘を訪れる。
初日の夜、彼らは想像だになかった事態に見舞われ荘内に籠城を余儀なくされるが、それは連続殺人の幕開けに過ぎなかった。
たった一時間半で世界は一変した。数々のミステリランキングで1位に輝いた第27回鮎川哲也賞受賞作!
まだまだ好調です。
5位:メインテーマは殺人
自らの葬儀の手配をした当日、資産家の婦人が絞殺される。彼女は殺されることを知っていたのか?
作家のわたし、アンソニー・ホロヴィッツは、テレビ・ドラマの脚本執筆で知り合った元刑事のホーソーンから連絡を受ける。
この奇妙な事件を捜査する自分を描かないかというのだ……。かくしてわたしは、きわめて有能だが偏屈な男と行動をともにすることに……。
こちらもランク入り。注目ですね!
全体ランキングは「楽天ブックスランキング – ミステリー・サスペンス
今週のおすすめ本
新刊を中心に、注目作品やオススメの作品を紹介します。
『カササギ殺人事件』のアンソニー・ホロヴィッツ『メインテーマは殺人』が売れているということで、動物名入り殺人事件作品をピックアップ。
『クサリヘビ殺人事件 蛇のしっぽがつかめない』は2019年7月に発売された、『このミステリーはすごい!』大賞隠し玉作品。
サスペンス寄りのストーリー展開は読みやすく、帯にあるように「まさかの結末」が待ち受けます。一気読み作品を求めている人におすすめ。
まとめ
やはり今週も東野圭吾作品が強い印象。アンソニー・ホロヴィッツの『メインテーマは殺人』も人気ですね。
楽天ブックスではペリー・ローダンシリーズが人気。このあたりの違いも面白いですね。
次週のランキングは、「【Amazonと楽天】ミステリー小説 売れ筋おすすめランキング!【2019.10.13版】」をチェック!